pen2 の日記

Twitterには長くて書けないことを書きます^^

第10回 まっちゃ445勉強会

@pen2 です。今日は仮想化技術大会というイベントに参加してきました。
とりあえず初 macbook pro 参戦なので、電池がどれだけ持つか試しつつ、リアルタイムで更新してみます。
とても長いので注意してくださいね

http://matcha445.techtalk.jp/saturday-workshop/10th-workshop

タグ #matcha445-10th

プログラム

# なんで ust しないのかなぁ。学生に観てほしければ公開すればいいのになぁー
# 追記:セキュリティに関する懸念のため非公開なんだそうです

Xen Server, Xen Desktop (Citrix 北瀬 様)

http://v12n.jp に情報をあげてくれています。
@kkitase

概要

XenApp

  • クライアントに画面転送する方法(ICAプロトコル)
  • HTTPSでアプリケーションを転送する方法がある

XenDesktop

  • デスクトップごと画面転送する

XenServer

DellのノートPCでのデモ

  • メモリ8G搭載させて、合計4つのOSが動作している
  • 管理画面で簡単に制御できるようになっている

XenServerのシェアは 15-20%、実績2位

ファミリー

  • Xen XenServer
  • XenClient
  • XenCloud

CentOSベースの管理用0Sが起動している。ゲストOSは管理用のOSのドライバを利用する。
Linuxを動作させるのに特に相性が良い。
16G程度のディスクスペースがあればOK

Citrix Essentials

HA(高可用性)

  • どこかのマシンが落ちても、2分で他のマシンに仮想環境が移動される。
  • FTはゼロダウンタイムだが、ハードが倍必要になったりするので高価になる。
XenDesktop

10ユーザ(セッション)まで無償で利用可能。

  • 画面転送するしくみ。
  • コネクションブローカーというサーバが要求に応じて接続を割り振る。
  • ActiveDirectory環境で認証する
  • ゲストにはアプリケーションはインストールされていないが、XenAppを組み合わせることにより、PowerPointなどを起動できる
  • 作成したディスクイメージは
ICAプロトコル

独自開発の通信用プロトコル。
Word などのアプリであれば、帯域が 20-30kbps あれば十分に利用できる。
仮想サーバとそのアプリケーションサーバが近い場所にあれば、その仮想サーバで高速にレンダリングできる。低速回線で仮想サーバにつないでいても、ICAのによってクライアントも高速に画面描画できる。

質問があれば

Citrixのフォーラムにカキコどうぞ!


Oracle VM (ORACLE 中嶋 様)

(発表にmac使ってる。仲間発見)

Oracle VM はフリー。商用利用でもOK。ベースにはXenを利用している。
今日はすごい貴重な機会!だそうです

  • VM Manager も仮想化が可能
  • テンプレート機能もあり
  • スタンドアロン型:VMはハードウェア環境で内で閉じている
  • 共有ストレージ型:VMはNAS内に保存

特徴

  • 有償オプションも標準装備している
  • ライブマイグレーション
  • HAクラスタ(設定をONにするだけ。多少のダウンタイムはあり。)
  • なんと!ベンチマークを公開してる(対ベアメタル性能)普通はOracleではタブーらしい?w
    • 実際のマシンに対しても 数パーセントの性能劣化しかない。
  • VMテンプレート
    • OSもデータベースのセットアップされているコピー元から簡単にコピーできる。
    • 運用設定などの監視設定も自動でできる。EMAgentが監視項目を自動構成してくれる。
    • 確実なデプロイが可能
クラウドに求められるもの

1.サービス

  • 最近はVPNとかも増えてきましたね

2.オンデマンド

  • EC2とかは簡単にOSが作成できる。今までは稟議してーとかとても大変
  • ピークタイムに応じた設計が無駄だった

3.透過的なHW構成

  • Facebookなどはファイルシステム弄ったりかなり極まったこうせいやってる
  • でも普通の会社はインフラとかあまり考えたくないはず

4.専有空間

  • 仮想化の強みって?1サーバに2個DBおけばいいじゃん?Apacheのバーチャルサーバでもいいでしょ?
  • OSから区切れば管理が簡単になる。リブートも掛けやすい。: この理由がとても重要しゃない?
  • 透過的な冗長構成が大切
Oracleの強み

冗長構成(アプリケーショングリッド)

  • やっぱりアプリケーションレベルでの冗長構成が大事。そこがオラクルの強みです!
  • アプリケーションの冗長化+仮想化での冗長化が有効

ストレージグリッド

  • CPUの性能はどんどんあがってるけど、DiskIOは進化してないですよね
  • 専用ストレージは高すぎる。ので推奨しない
  • 100-200万円のローエンドストレージを使用しよう。
  • ASMに論理ボリュームを認識させれば、複数のストレージ間で負荷から自動的にリバランスされる
  • これによってIO問題は解決できる
  • ASMには、2重冗長機能もある。複数のストレージにデータをコピーしてくれる。
ちなみに…

ところで、SolarisZFS使えば、ブロックデバイスからiSCSIボリュームを作れる。ということは、このボリュームでASMに適用すれば、NAS使わなくても巨大ストレージ作れる・・・!!(テストしてないのでよろしくね)

結論

オラクル使ってくださいー!


お菓子タイム

アップルパイがとてもおいしいらしい。俺の分残ってるかな・・・
http://twitpic.com/r9z98
おいしかったです^^


Windows Azure, Hyper-V (Microsoft 関田 様)

http://blogs.msdn.com/fumios

Hyper-V

ほかのセミナーで聴いてね!

仮想化
Hyper-V2.0

新機能

  • セッションが切れないまま仮想マシンマイグレーション
  • コアパーキング(プロセッサの処理負荷が少ないところに集約)
  • ネットワーク機能の強化
  • 2.0 でやっとほかに追いついたな、という感じ

特徴

  • WindowsServer2008を買えば物理インスタンス、仮想インスタンス作成可能(エディションにより差異はある)
  • 修正プログラム、パッチは10年間提供
  • System Center 管理ツールから管理操作が可能
Dianmic Data Toolkit

IIJなどで採用。Silverlightインタフェース。
System Center と通信して、仮想マシンの作成(購入)、管理が可能。

  • サーバの稼働状況がみれる(はずなんです)
  • グラフでたーー!!
  • 普通はコンサルティングサービスからガイダンスしてもらうのがいいでしょう
パブリッククラウド

シカゴに設置したデータセンターの例

  • フットボールコート16個分
  • コンテナが200基設置可能
  • コンテナあたり1800-2500台のマシン
  • 水冷

イナバの物置!
コンテナの半分くらいの空冷モデルも準備している。

Azure

  • クラウドOS
  • アプリケーションのホスティングなど
  • ストレージ
    • key-value型、binary、queue型
    • 3つ以上のレプリケーションを自動で取っている
    • NTFSを利用しても、裏側で自動バックアップされている
    • RESTのインターフェースも持っている!

SQLAzure

.NET Service

  • 名前がかわった: Windows App Fablic??
  • .NETで作ったアプリを動作させる環境

ファブリックコントローラ

  • これを切り売りできればいいんだけど、MS向けに最適化されてるので。。
  • 壊れたマシンは直さない
  • ノードの割当、マシンの起動などを行う
  • 単一障害点がある場合は自動でドメインを分ける
  • モジュールの更新も
  • .NETで作成した アブリケーションパッケージ を選べば 簡単にステージング環境にデプロイできる。IISなどを全く意識せずに利用できる
  • 来年には、VM貸しを提供する。Eclipseでの開発, memcached なども動作できる。
宣伝
  • TechDays2010で詳しく説明します。
  • Azureは基本はクレジットカード払いでOKですよ。
  • その他、詳しくはガンダム砂金のページをみてくださいw

IIJ GIO(Grand IT Ondemand) (IIJ 様)

IIJ もコンテナはじますー。

IIJ GIO(ジオ)
  • ちなみに IIJでもmap-reduceみたいの作ってます
  • パブリックとプライベート版があります
  • パブリック版はWebからマシン構成を選んで構成できる
  • 2つの基盤技術は同じ

ポイント

  • セキュリティの確保
    • 複数の利用者間の境界
  • クラウド化できないリソースとの接続
  • 標準化された技術を使いたい
IIJのクラウド
  • ホストマシンはディスクレスになっている
  • L2VLAN技術で仮想NICとCoreスイッチと接続、必要なネットークのみ参照可能
    • L2レベルでネットワークを分離
  • クラウドのネットワークとは別に「収容ネットワーク」を用意、ハコモノのサーバなどを設置できる
  • 管理機能はWebAPIとして分離して設計している。
セキュリティ
  • クラウドの中はどう分割されているか、という疑問の回答に L2VLAN があるとしている。
  • ハイパーバイザは安全?:ベンダーががんばっているんだから大丈夫です!!(一同笑)
  • フローごとの帯域制限。ネットワークは簡単に食いつぶせるのでその制御が絶対に必要。

VMware vSphere (VMware 各務 様)

12月のセミナの内容を先行公開!
VMWareたくさんの方に使っていただけて幸せです!

View(デスクトップ仮想化)

Version4

  • PCoIPプロトコルというものを搭載
  • ハードウェアアクセラレーションも利用できる

CVP

  • 起動するとハイパーバイザがOSとして立ち上がる

MVP(モバイル仮想化プラットフォーム)

  • 携帯でハイパーバイザが動く
vSphere

使い勝手がいい

  • パスタを生地からこねてつくるか、買ってきて茹でるか、店で食うか。これがクラウドの境界線
  • 信頼しておける境界線、自分用にしたい境界線

パフォーマンスがいい

  • コスト、セキュリティ、SLA

選択肢がある

  • 既存のアプリをそのまま動かしたい

継続性がある

  • 人的資源を有効に使いたい

ベンチマーク結果

DPM

Long Distance VMotion

  • 200kmはなれていても利用可能
  • ネットワークレイテンシには制限あり
  • 豪雨でのデータセンターの水没に備えられる

ゲストOS

その他

  • クラウド事業者の基盤としても使われています。
vCloud
  • vCloudAPI というものを用意して、標準化しようとしています。
vApps
  • テンプレートみたいなものかな?
PaaSにも進出します

Javaのアプリケーションフレームワークを利用して、裏側を抽象化しようということも考えている。

  • サービス準備中。

まとめ

面白い話を聴けてよかったです。やはりデプロイとかプロビジョニングが各社の話でフォーカスされていたと思います。VMwareのPaaS対応は期待大です。Java以外のプラットフォームにもぜひ対応して欲しいですね。
確かに、ベンダーをしぼってメシウマーってのは作戦としてはありそうですね。。 ご利用は計画的に!
ちなみに、Macbook Pro '13 の電池は持ちました。あと1時間残ってますので公称5時間ちょいって所ですかね。